FARET TACHIKAWA ART

no.057

片瀬和夫

Kazuo Katase

size
(a) 1200φmm, (b) 50x3600x3600mm
material
basalt, ceramic
植栽内オブジェ object in shrubbery

星座又は星の宿

Constellation, or Star Shelter

片瀬和夫はできる限り省略化した形といわば禅のような思想をともに作品にとりこむことで、見る側の精神の広がりをつくろうとしているようです。ここではインド産の玄武岩の球体と日本産瓦の対比です。球にはひとつの星が、瓦にはブラジル国旗にある27個の星が刻まれています。ここには世界共通の神話に対する郷愁があるようです。

片瀬和夫/日本

Kazuo Katase/japan

1947 -

1947年静岡県生まれ。1974年ヴォルフスブルク市立美術館長クラウス・ホフマンと出会い、75年に渡独、同美術館で個展を開催。1976年よりカッセルに在住。80年代初頭より国際的に高い評価を獲得し、1992年カッセル(ドイツ)での「ドクメンタ9」などに出品。1993年には国内での初の本格的な個展「片瀬和夫−なげるかげ−」が渋谷区立松涛美術館で開催された。禅や東洋思想をテーマとした作品を発表し、現在もドイツを中心に国際的に活躍している。日本では、ファーレ立川の作品の他に、ベネッセアートサイト直島の作品が知られている。

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